文官と自衛官 対等に大臣補佐 改正案通過

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防衛省の文官と自衛官が、対等の立場で防衛大臣を補佐する規定などを盛り込んだ防衛省設置法の改正案が、15日の衆議院本会議で自民・公明両党などの賛成多数で可決され、参議院に送られました。
防衛省設置法の改正案は、いわゆる背広組の文官である官房長や局長が担ってきた防衛大臣の補佐について、自衛官である統合幕僚長や各幕僚長が軍事的観点から、文官と対等の立場で当たるようにする規定を設けることなどを盛り込んだものです。この改正案に民主党共産党社民党などは、「文官による自衛隊の統制を根幹から変えるもので、文民統制シビリアンコントロールを弱めることになる」などと反対し、民主党は14日の衆議院安全保障委員会で、関連部分を削除する修正案を提案しましたが、改正案は原案どおり可決されまし た。そして、15日開かれた衆議院本会議で採決が行われた結果、自民・公明両党や、維新の党、次世代の党などの賛成多数で可決され、参議院に送られました。