大田・江東・江戸川の区長選、現職当選 翌日開票

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 26日投票された統一地方選後半戦で、大田、江東、江戸川の3区長選は27日午前に開票が始まり、いずれも自民、公明の推薦を受けた現職が、新顔を破って当選した。江東、大田、江戸川、中野、杉並、荒川の6区議選も開票された。

 大田区長選では、松原忠義氏が3選を果たした。松原氏は、区が国に働きかけている国際戦略総合特区の指定など、羽田空港を中心とした街づくりの必要性を強調。東急線と京急線の二つの蒲田駅を結ぶ新線「蒲蒲(かまかま)線」の建設、超高齢・少子化対策、2020年東京五輪パラリンピックへの対応などを訴えた。

 江東区長選では山崎孝明氏が3選した。山崎氏は、小学校低学年の実質30人学級実現や、昭和大江東豊洲病院の誘致など2期目の実績を強調。東京五輪や、今秋の豊洲新市場開設に合わせた街づくり、保育所や小中学校、介護施設の整備などを公約に掲げた。

 江戸川区長選では、多田正見氏が5選を決めた。多田氏は人件費削減などで区の財政を健全化したことを実績に掲げ、子育て支援、建物の耐震化や不燃化などの災害対策、産業支援を訴えた。