衆議院憲法審査会は幹事懇談会を開き、
自民党が来週23日に審査会を開いて各党による自由討議を行いたいと提案したのに対し、
民主党は「大型連休前に慌てて開く必要はない」として難色を示すなど各党が折り合わず、引き続き協議することになりました。
衆議院憲法審査会は今月2日、今の国会で初めてとなる審査会を開いたものの、
自民党の保岡会長による今後の運営方針の表明などにとどまり、実質的な議論は行われていません。
こうしたなか、各党の代表者で作る幹事懇談会が16日に開かれ、この中で
自民党は「来月3日には
憲法記念日も控えており、審査会には実質的な議論を始める責任がある」として、来週23日に審査会を開き、各党による自由討議を行いたいと提案しました。
これに対し、
民主党は「
安倍総理大臣や
自民党と今の
憲法を巡る価値観を共有できないと判断すれば
憲法改正の具体的な議論には応じない」とする党の方針を説明したうえで、「大型連休前に慌てて開く必要はなく、今の国会で議論する時間はある」として、来週の開催に難色を示しました。
また、
公明党や
維新の党も「
統一地方選挙の後半戦が終わってからにすべきだ」などと主張し、各党が折り合いませんでした。
このため、来週改めて幹事懇談会を開き、引き続き協議することになりました。