首相 政党間交流再開で日中関係改善に期待

参照元 首相 政党間交流再開で日中関係改善に期待

安倍総理大臣は来週、中国を訪問する自民・公明両党の幹事長と総理大臣官邸で会談し、「実務的な関心事をぶつけ合うことは非常によいことではないか」と述べ、政党間交流の再開が日中関係の改善につながることに期待感を示しました。
自民党の谷垣幹事長と公明党の井上幹事長は、6年前を最後に中断している中国共産党との政党間交流を再開させるため、今月23日から3日間の日程で中国を訪問する予定で、これを前に安倍総理大臣と総理大臣官邸で会談しました。
このなかで、谷垣・井上両氏が「政党間交流を再開し、経済などを巡って幅広く意見交換をしていきたい」と述べたのに対し、安倍総理大臣は「お互いの実務的な関心事をぶつけ合うことは、今の日中関係を考えると非常によいことではないか。
中国側からも日本に来てもらえる機会があればいい」と述べ、政党間交流の再開が、日中関係の改善につながることに期待感を示しました。
また、会談で谷垣氏は戦後70年の「総理大臣談話」について「中国側も関心を持っていると思うので、見解を問われれば現在行われている有識者懇談会での議論の内容を伝えたい」と述べました。