社民党 活動方針に村山談話継承など盛り込む

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社民党は全国の地方組織の責任者を集めた会議を開き、安倍政権が目指す安全保障法制の整備の阻止や、戦後70年の「総理大臣談話」に、いわゆる村山談話の継承を求めることなどを盛り込んだ向こう1年間の活動方針を決めました。

会議の中で吉田党首は「先の衆議院選挙では自民・公明両党に3分の2以上の議席を与えることになったが、集団的自衛権の行使や憲法9条の改悪など、国民が懸念や不安を示している政策課題について、白紙委任されたわけではない」と述べました。
そして、会合では「安倍政権憲法を壊して戦争のできる国づくりに対決する闘いを強化する」として、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定の撤回や、安全保障法制の整備の阻止、戦後70年の「総理大臣談話」に過去の植民地支配と侵略に対し痛切な反省を表明した、いわゆる村山談話の継承を求めることなどを盛り込んだ向こう1年間の活動方針を決めました。
また、党勢の回復に向けて、ことし4月の統一地方選挙議席の上積みを目指すほか、来年の参議院選挙について「政党要件を失う可能性が高い危機的な状況にある」として、2議席以上の獲得を目指す方針を確認しました。