首相が会見 経済最優先で政権運営に

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安倍総理大臣は記者会見し、今回の衆議院選挙について、「『アベノミクスをさらに前進せよ』という国民の声を頂いた」と述べ、円安対策などを盛り込んだ新たな経済対策を年内に取りまとめるなど、引き続き、経済最優先で政権運営に当たる考えを示しました。

この中で、安倍総理大臣は、今回の衆議院選挙で自民・公明両党が衆議院の3分の2を超える議席を確保したことについて、「身の引き締まる思いだ。責任の重さをかみしめなければならない。経済政策のかじ取りが今回の選挙において最大の論点、焦点になった。『アベノミクスをさらに前進せよ』という国民の声を頂いた」 と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は、今後の政権運営に関連して、「年内に経済対策を取りまとめる。農業、医療、エネルギーといった分野で大胆な規制改革を断行し、成長戦略を力強く前に進めていく。経済最優先で取り組み、景気回復の温かい風を全国津々浦々に届けていく覚悟だ。東日本大震災からの復興や教育再生も、外交・安全保障の立て直しもまだ道半ばだ。『この道しかない』と訴えてきた。国民から頂いた力強い支援を胸に刻み、国民と共にこの道をぶれることなく、しっかりとまっすぐに進んでいく」と述べました。
また、安倍総理大臣は、近く発足させる第3次安倍内閣の布陣について、「女性の活躍や地方の創生といった課題もいまだ緒についたばかりだ。大詰めの予算編成や経済対策の取りまとめ、さらには、来年の通常国会など、今後のスケジュールを考えたときあまり時間的な余裕はないと考えている。こうした観点を踏まえ、速やかに決定する」と述べました。