那覇市長選 城間氏が初当選

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前の市長の辞職に伴う那覇市長選挙は、16日に投票が行われ、無所属の新人で、前の副市長の城間幹子氏が、自民党公明党が推薦する新人を破り、初めての当選を果たしました。

那覇市長選挙の開票結果です。
▽城間幹子(無所属・新)当選、10万1052票。
▽与世田兼稔(無所属・新)5万7768票。
民主党共産党、生活の党、社民党地域政党沖縄社会大衆党から支援を受けた前の副市長の城間氏が、自民党公明党が推薦する与世田氏を破り、初めての当選を果たしました。
城間氏は沖縄県伊是名村出身の63歳。
中学校の校長を経て、那覇市の教育長や副市長を務めました。
今回の那覇市長選挙は、前の市長の翁長雄志氏が沖縄県知事選挙に立候補するため辞職したことに伴うもので、翁長氏の後継候補として立候補した城間氏は、翁長氏と連動した選挙運動を展開しました。
そして、「待機児童」を解消するため、認可保育所の増加などに取り組むことや、空洞化が進む中心市街地で定住化策を進め、活性化を図ることなどを訴えました。
その結果、支援を受けた各党の支持層に加え、支持政党を持たない無党派層など幅広く支持を集め、前の沖縄県副知事の与世田氏を破り、初めての当選を果たしました。
投票率は65.25%で、前回(2年前)の選挙より25.82ポイント高くなりました。

城間氏は「知事選挙で普天間基地辺野古への移設に反対を訴えた翁長さんを支持する皆さんの力が、私にも向けられたと思う。保育園の空きを待つ待機児童の問題は、認可外保育園の認可をはじめ、学校の空き教室などを活用して定数の拡大をはかり、解消につなげたい」と話していました。