自民県連、仲井真氏擁立の方針確認 沖縄知事選

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 自民党沖縄県連は7日午前の役員会で、11月の県知事選で現職の仲井真弘多知事(74)の擁立を目指す方針を確認した。仲井真氏の擁立には党本部の石破茂幹事長が難色を示しているが、県連は仲井真氏自身に意欲があるとみて判断した。ただ、同じく県政与党の公明党の県本部が支援に慎重なため、正式な擁立決定などの日程調整は持ち越した。

 県連はこれまで、仲井真氏の出馬を前提に選挙準備を進めてきた。しかし、石破氏は県連役員らとの4日の会談で、党独自の情勢調査で仲井真氏が劣勢だったことや公明党県本部の慎重姿勢を背景に、仲井真氏以外の人選を促した。これを受け県連は、緊急に役員会を開いた。役員会後、県連会長の西銘恒三郎衆院議員は報道陣に「(擁立の)方向性は確認、共有できたと思う。知事の意欲も強い。必ず党本部の理解は得られる」と話した。

 出席者によると、「早く仲井真氏で決めるべきだ」との積極論と、党本部や公明党との関係で「見切り発車になる」との慎重論が出たという。県連は引き続き党本部や政権の意向を探る考えだ。