石破幹事長 やじ問題の再発防止徹底

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自民党の石破幹事長は盛岡市で講演し、東京都議会や国会で党所属議員らが不適切なやじを飛ばした問題が相次いだことについて、「自民党におごりや緩みが出てきたのではないか」と述べ、再発防止の徹底を図る考えを示しました。

不適切なやじの問題では、先月、東京都議会で女性議員が質問を行った際に、自民党会派に所属していた議員が「早く結婚したほうがいいんじゃないか」と発言して謝罪したのに続き、ことし4月、衆議院総務委員会で女性議員の質問中に、自民党の議員が「早く結婚して子どもを産まないとだめだ」などと発言していたことが明らかになり、4日に謝罪しました。
これに関連して、自民党の石破幹事長は盛岡市で行った講演で、「自民党が政権に復帰して1年半がたち、どこかにおごりや緩み、油断が出てきたのではないかという指摘があり、謙虚に受け止めなければならない」と述べました。
そのうえで石破氏は、「口で『再発防止』と言って済むものではなく、こうしたやじを許容するような雰囲気や土壌を、政権党である自民党は率先して正していかなければならない」と述べ、7日に各都道府県連などに対し綱紀粛正を求める通達を出すなどして、再発防止の徹底を図る考えを示しました。

「配慮欠く発言は遺憾」

公明党の山口代表は、党本部で開かれた地方組織との意見交換会で、「女性が活躍する環境を築くうえで、最近、女性の人権や生き方に対して、極めて配慮を欠く発言があることは誠に遺憾だ。公明党は、女性の主体的な生き方を擁護する社会作りに全力を傾注する」と述べました。