防衛相 訪米で集団的自衛権の結果説明へ

参照元 防衛相 訪米で集団的自衛権の結果説明へ

小野寺防衛大臣は、来月上旬からアメリカを訪れてヘーゲル国防長官と会談する方向で調整を進めており、集団的自衛権の行使容認を巡る政府・与党の検討結果を説明し、日米防衛協力の指針、いわゆるガイドラインの見直しに反映させることを確認したい考えです。

小野寺防衛大臣は来月6日から13日の日程でアメリカを訪れ、11日にワシントンでヘーゲル国防長官との日米防衛相会談を行う方向で調整を進めています。
会談では、集団的自衛権の行使容認を巡って、政府・自民党が、与党協議で公明党と合意したうえで来月1日にも憲法解釈変更の閣議決定を行いたいとしていることを踏まえ、小野寺大臣はこうした政府・与党の検討結果を説明することにしています。
そして、年末までに行う日米防衛協力の指針、いわゆるガイドラインの見直しに反映させることを確認したい考えです。
さらに小野寺大臣は、中国の海洋進出によって緊張が高まっている東シナ海南シナ海の情勢について意見を交わすほか、沖縄の基地負担の軽減に連携して取り組む方針を確認したいとしています。
また、アメリカ滞在中、小野寺大臣はアメリカ議会の有力者や若手議員らとの意見交換を行いたいとしているほか、自衛隊が導入を決めている次期戦闘機F35のテキサス州にある製造工場を視察することも検討しています。