「時代に合わせ、憲法の『加憲』必要」 公明・山口代表

参照元 「時代に合わせ、憲法の『加憲』必要」 公明・山口代表

山口那津男公明党代表

 これから先、いかなる憲法の改正をなすべきか。公明党は、日本国憲法は優れた憲法であるけれども、時代の変化で、新しい価値が国民のコンセンサスを得られているとするならば、憲法に加えていく、いわゆる「加憲」を進めていくことはあってしかるべきだと考えている。例えば、基本的人権の中で、自らの環境を、人類が地球という環境のもとで、生存をまっとうできるようなそういう権利を人権として位置づけてはどうか。

 公明党の加憲という考え方は、良い憲法をもっと良くしようということである。しかし、同じ憲法改正を主張する党派の中には、今の憲法は基本的に悪い憲法で、あるいは他国から押しつけられたものだから、これを変えるべきだとネガティブな憲法改正を主張している人たちもいる。同じ憲法改正でも、基本的な立場が必ずしも同一ではない。憲法のあり方について、落ち着いて、しっかりと国民の理解を求めながら進めていくことが極めて重要だ。(東京・JR新宿駅前の街頭演説で)