再生エネルギー 数値目標で調整へ

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自民・公明両党は、国の新たな「エネルギー基本計画」に、再生可能エネルギーの普及に向けた数値目標を盛り込む方向で意見集約することになり、具体的な内容を巡って詰めの調整を行うことにしています。

国の新たな「エネルギー基本計画」の政府案が先月まとまったのを受けて、自民・公明両党は作業チームを設け、今週中の意見集約を目指して議論を続けていて、再生可能エネルギーの普及に向けて数値目標を盛り込むかどうかが焦点の1つになっています。
これについて自民党は「電源全体の構成割合が見通せないなかで、具体的な数値を盛り込むのは難しい」としていましたが、公明党が「再生可能エネルギーの普及に取り組む姿勢を明確に示すために必要だ」と強く求めたことから、基本計画に再生可能エネルギーの普及に向けた数値目標を盛り込む方向で意見集約することになりました。
ただ、公明党が「目標とする発電量を新たに示すべきだ」としているのに対し、経済産業省は「再生可能エネルギーだけ新たな数値目標を出すのは難しく、過去の政府の試算を参考にした数値しか盛り込むことはできない」と難色を示していて、自民・公明両党は数値目標の具体的な内容を巡って詰めの調整を行うことにしています。