集団的自衛権 協議は精査後に

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自民・公明両党の幹事長らが会談し、集団的自衛権の行使容認を巡って、政府の有識者懇談会が安倍総理大臣に提出する報告書の内容をそれぞれ精査したうえで、両党間の協議を始めることを確認しました。

自民・公明両党の幹事長と国会対策委員長は26日午前、東京都内のホテルで会談しました。
この中で自民党の石破幹事長は、集団的自衛権の行使容認を巡って、「来週、総裁直轄の本部で党内論議を始めることにしており、勉強会を10回程度開催して所属議員の理解を深めたい」と述べました。
そして両党は、政府の有識者懇談会が安倍総理大臣に提出する報告書の内容をそれぞれ精査したうえで、両党間の協議を始めることを確認しました。
石破氏は会談のあと記者団に対し、自民党の佐藤国会対策委員長が、集団的自衛権の行使を容認するための憲法解釈の変更を今の国会の会期中に閣議決定するのは難しいという認識を示したことについて、「『少し時間が足りないのではないか』と推測を述べたもので、早期の閣議決定にブレーキをかける意味合いではない」と述べました。