橋下氏 辞職前に都構想実現理解求める

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大阪市の橋下市長は26日、改めて市長選挙に立候補するため辞職するのを前に市の幹部会議に出席し、「民意をくみ取るには区長の公選制が必要だ」などとして、「都構想」の実現に理解を求めました。

大阪市の橋下市長は、「大阪都構想」の推進には市民の後押しが必要で、改めて市長選挙を行いたいとして今月7日に辞職届を提出し、市議会の同意を得られなかったものの、地方自治法規定で27日午前0時に辞職しました。
橋下市長は、26日、市の幹部会議に出席し、これまでの職員の取り組みに謝意を伝えたうえで、「民意をくみ取るには区長の公選制が必要だ」などとして、「都構想」の実現に理解を求めました。
このあと橋下市長は、記者団に対し、「まだやり残したことがある。これまで進めてきた改革を最後まで見届けるために、選挙で勝って本来の任期を全うしたい」と述べました。
来月9日告示、23日投票の日程で行われる市長選挙を巡って、大阪維新の会の代表を務める橋下市長が「都構想」の進め方に反対する政党は対立候補を擁立すべきだとしているのに対し、自民党民主党公明党共産党大阪府の組織は、いずれも「市長選挙には大義がない」などとして、候補者の擁立を見送る方針を示しています。
一方、26日に開かれた立候補予定者説明会には、13の陣営から本人や関係者が出席しました。