舛添氏「都政信頼回復に全力」

参照元 舛添氏「都政信頼回復に全力」

猪瀬前知事の辞職に伴う東京都知事選挙で初めての当選を果たした元厚生労働大臣舛添要一氏は、当選から一夜明けた10日、報道陣の取材に対し、「前知事の不祥事で都政全体の信頼感は相当失われている。信頼回復のために全力を挙げて職務に励まないといけない」と抱負を述べました。

9日、投票が行われた東京都知事選挙は、無所属の新人で、自民党東京都連と公明党東京都本部が推薦する元厚生労働大臣舛添要一氏(65)が211万票余りを獲得して初めての当選を果たしました。
当選から一夜明けた10日、舛添氏はNHKの報道番組に出演したあと報道陣の取材に応じ、選挙結果について、「2番目の候補の倍以上の票を獲得したのは非常に大きいが、選挙はもう終わったことだ。私以外の候補に投票した人も都民なので、そういう方々も私に任せてよかったと思える都政をやらないといけない」と述べました。
そのうえで今後の都政運営について、「猪瀬前知事の不祥事で都政全体の信頼感は相当失われている。信頼回復のために全力を挙げて職務に励まないといけないし、あくまで都民のために働くということを忘れてはいけない」と述べ、都の職員や都議会と一丸となって社会保障や防災など、都政の課題に取り組んで行く考えを示しました。
舛添氏は11日、東京都選挙管理委員会から当選証書を受け取ったあと、12日、8代目の東京都知事として初登庁します。