都知事選告示 各党は
今回の都知事選挙では、宇都宮候補に対して共産党と社民党が推薦しています。
田母神候補に対しては、日本維新の会共同代表の石原元東京都知事が支援しています。
舛添候補に対しては、自民党東京都連と公明党東京都本部が推薦しています。
細川候補に対しては、民主党、結いの党、生活の党が自主的に支援し、小泉元総理大臣が支援しています。
日本維新の会とみんなの党は、自主投票を決めています。告示を受けた各党の反応です。
自民
自民党の石破幹事長は記者団に対し、「オリンピック、パラリンピックの開催や、少子高齢化、医療・介護、首都直下地震に備えた対応などの課題に、抽象的ではなく、具体的な将来像を提示する選挙にしたい」と述べました。
そのうえで石破氏は、「電力の大消費地である東京都として、どのように原発のウェイトを落とし、再生可能エネルギーの比率を上げていくかを重要な争点の1つとして取り上げることに意味はあるが、この課題だけで都政が語られるべきとは思わない」と述べました。民主
民主党の大畠幹事長は記者会見で、「今後しばらく国政選挙が行われないとみられるなかで、今回の選挙は今の安倍政権の政治姿勢を国民がどう考えているかという意味で、大変大事な選挙だ。舛添氏が安倍政権のバックアップを受けているので、民主党としても、細川氏を支援する民主党東京都連の活動をしっかりサポートしていきたい」と述べました。
維新
日本維新の会の松野国会議員団幹事長はNHKの取材に対し、「原発をゼロにするという候補者もいれば、原発を推進するという候補者もいて、選挙結果が国政に大きなインパクトを与えることは間違いない。党としては自主投票だが、野党の再結集につながるような候補者が勝てばよいと思う」と述べました。
公明
公明党の山口代表は記者会見で、「都政の課題や都民のニーズに、しっかりと政策実現で応えられる候補が望まれている。特に、防災対策や高齢者対策に当たるとともに、東京オリンピック、パラリンピックの準備を政府と連携して進められることが重要だ。そうした点で舛添氏の掲げる政策提言を評価したい」と述べました。
みんな
みんなの党の渡辺代表は記者団に対し、「われわれの政策に最も近いのは誰かを決める決定打がないため、党としては自主投票にした。ただ『いま投票しろ』と言われれば、私自身は、第1次安倍改造内閣で共に閣僚を務めた舛添氏に投票すると思う」と述べました。
共産
共産党の山下書記局長は記者会見で、「選挙では安倍政権の国民そっちのけの暴走を許すのかや、これまでの石原・猪瀬都政を継承するのかが問われる。宇都宮氏は人権弁護士として、いつも弱い立場の人々に寄り添い正義を貫いてきており、勝利を目指して頑張りたい」と述べました。
結い
結いの党の江田代表は記者会見で、「細川氏は脱原発の推進や、オリンピック、パラリンピックの開催を通じて、東京、さらには日本の社会や経済構造を抜本的に変革していこうという強い意志を持っている。既得権益の打破やバラマキ阻止という政策も結いの党と合致しており、人的・物的な支援を自主的に行いたい」と述べました。