自・民 都知事選の候補者選考は年越し

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自民党と民主党は、来年2月に投票が行われる東京都知事選挙で支援する候補者について、31日、それぞれ対応を協議しましたが結論は出ず、候補者の選考は年明けに持ち越されました。

このうち自民党は、東京都連の会長を務める石原環境大臣や、幹事長を務める内田茂都議会議員ら都連の幹部が集まり、来年2月9日に投票が行われる東京都知事選挙で支援する候補者について対応を協議しました。
31日の会合で結論は出ませんでしたが、東京都連は今後の候補者の選考にあたっては、国際感覚にすぐれ、東京オリンピックパラリンピックの開催に情熱を傾けられる人であること、さらに行政手腕にすぐれて都議会と信頼関係を築ける人であることを要件に候補者を選んでいくことを確認しました。
自民党は、党本部と東京都連が協議しながら、年明けの早い段階で支援する候補者を決めたいとしています。
会合終了後、自民党東京都連の石原会長は「具体的な候補者の名前は一切出ていない。党本部と都連が一緒になって推薦に値する候補を見つけていく」と話していました。
一方、民主党も、海江田代表や東京都連の会長を務める松原国会対策委員長ら都連の幹部が集まり、都知事選挙への対応を協議しました。
この中では、格差の解消や福祉の充実などの民主党が重視する6つの政策を満たす人物がいると発言する人はいましたが結論は出ず、対応は年明けに持ち越されることになりました。
民主党は、年明けにも会合を開いて対応を決めたいとしています。会合終了後、民主党東京都連の松原会長は「相乗りとか独自候補とか言うが、そういうことは本質的な話ではない。党が掲げる6つの項目を満たす候補者がふさわしく、あらゆる候補者を排除しない」と話していました。
これまでに都知事選挙に立候補することを表明しているのは、日弁連=日本弁護士連合会の元会長の宇都宮健児氏1人で、共産党と社民党が宇都宮氏を支援する方向で調整を進めています。
また公明党なども対応を検討しています。
東京都知事選挙は来月(1月)23日に告示され、2月9日に投票が行われます。