猪瀬知事、会見での説明拒否 都議会は批判一色

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 猪瀬直樹都知事が徳洲会グループから5千万円の現金を受け取った問題で、都議会最終日の13日、各会派から批判が集中、辞任要求や進退の決断を求める声が相次いだ。知事は閉会後の記者会見で問題の説明を拒否するなど、口を閉ざした。

 「辞職に相当すると考えざるを得ない」。与党公明党の斉藤泰宏議員は変遷する知事の説明に、辞任を突きつけた。最大会派の自民は辞任要求に触れなかったが、「このままでは都政運営に支障をきたす」と批判した。

 野党も共産が辞任を要求、みんなの党、都議会みんなの党、維新は進退の決断を求めた。民主党は「あいまいな説明を繰り返すなら、不信任決議の提案も辞さない」と主張した。

 閉会後は知事が各会派へあいさつに回るのが恒例だったが、公明が「疑惑が解明されておらず、あいさつを受ける筋合いではない」と拒否。中止となった。