猪瀬知事 都議会がさらに3日間集中審議

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東京都の猪瀬知事が「徳洲会」グループから5000万円を受け取った問題について、10日までの2日間集中審議を行った都議会の総務委員会は、各会派から「疑問点は解消されていない」などと反発する声が相次いでいることから、猪瀬知事に出席を求めて今月中にさらに3日間、集中審議を行うことを決めました。

総務委員会の集中審議は10日までの2日間、9時間近くにわたって行われ、都議会の各会派は猪瀬知事に対して去年の知事選挙の直前に「徳洲会」グループから受け取った5000万円への認識や資金を返却するまでの経緯などを問いただしましたが、「知事の発言が二転三転するなど疑問点は解消されていない」などと強く反発しています。
このため11日に開かれた総務委員会で各会派は、今月13日に定例議会が閉会したあとも審議を続けることを確認し、猪瀬知事に出席を求めて、今月16日と17日、それに24日の3日間にわたって集中審議を行うことを決めました。3日間の審議時間は18時間程度になる見通しだということです。さらに、今後の審議に必要な資料として猪瀬知事が資金を受け取る際に書いたとされる借用書や貸金庫の出し入れの記録など数十点の資料の提出を猪瀬知事や東京都に求めることも決めました。
一方、委員会に出席を求める参考人については、対象者に民間人が多いことなどから今後の審議を見ながら調整していくことになりました。
総務委員会の委員長を務める公明党の伊藤興一議員は「議会の閉会中も継続的に質疑をして、猪瀬知事をしっかり追及していきたい」と話しています。