パーティー収入 トップは徳田議員

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総務省に届け出があった政治団体の去年の政治資金パーティーの収入は、前の年より2億円多いおよそ70億円となり、6年ぶりに前の年を上回りました。
国会議員の団体で収入が最も多かったのは、医療法人「徳洲会」グループの徳田虎雄前理事長の次男、徳田毅衆議院議員の資金管理団体で、1回のパーティーで1億3000万円余りを集めていました。

29日公開された政治資金収支報告書によりますと、徳田議員の資金管理団体徳田毅政経研究会」は、去年12月の衆議院選挙の翌日、東京都内のホテルでおよそ1900人を集めた政治資金パーティーを開きました。
このパーティーの収入は、1億3300万円余りに上り、総務省に収支報告書を提出した国会議員の団体の中で最も多い金額だったということです。
このうち選挙違反事件で逮捕された徳田議員の姉2人が社長をしていた会社など徳洲会グループの関連会社は、合わせて1850万円のパーティー券を購入していました。
また、徳洲会グループの病院の建設を請け負ったり、医療機器を納入したりする取引先とみられる会社からの購入額は1300万円余りに上ります。
20万円未満の購入者の名前は記載されませんが、関係者によりますとこのほかにグループ病院の職員の多くがパーティー券を購入していたということです。
一方、支出ではいずれも当時の所属で自民党や新党大地、公明党、国民新党の国会議員など合わせて90人以上の政治家のパーティー券を購入していました。