薬ネット販売の改正案 衆院通過

参照元 薬ネット販売の改正案 衆院通過

市販薬のインターネットでの販売を巡って、副作用のリスクの評価が定まっていない薬は安全性が確認できれば販売を認めるなどとした薬事法などの改正案が、28日の衆議院本会議で可決され、参議院に送られました。

改正案は、市販薬のインターネットでの販売を原則認めるとしたうえで、劇薬や、医療用から一般用に切り替えられ、副作用のリスクの評価が定まっていない薬は一定のルールを設けるとしています。
このルールについて、政府は、劇薬はネット販売を認めず、今後、医療用から一般用に切り替えられる薬は安全性が確認できればネット販売を認め、認めるまでの期間は3年を上限にする方針です。
また改正案は、副作用のリスクが高い薬をネット販売する際には、販売業者の薬剤師に対し、購入者の年齢の確認や薬を服用する際の注意点などの情報提供を義務づけるなどとしています。
改正案は、28日の衆議院本会議で採決が行われた結果、自民・公明両党や民主党、日本維新の会、生活の党などの賛成多数で可決され、参議院に送られました。