特定秘密保護法案 採決の調整続く

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今の国会の焦点となっている特定秘密保護法案が、衆議院の特別委員会で可決されたことを受けて、法案に賛成した自民・公明両党とみんなの党は、２６日中に衆議院を通過させたいとして、伊吹衆議院議長に本会議の開会を要請するなど調整が続いています。

特定秘密保護法案を審議する衆議院の特別委員会は、安倍総理大臣が出席して、２６日午前、質疑が行われました。
そして質疑が終わったあと、与党側が質疑を打ち切る動議を提出し、民主党などが委員長を囲んで反対するなか採決が行われました。
その結果、特定秘密保護法案は、自民・公明両党と修正合意したみんなの党の賛成多数で可決されました。
また、修正合意していた日本維新の会は、「審議が不十分であり、採決は認められない」として採決を退席しました。
これを受けて自民・公明両党とみんなの党の幹事長は、伊吹衆議院議長と会談し、法案を２６日中に衆議院を通過させたいとして、衆議院本会議を開くよう伊吹議長に要請しました。
これに対して伊吹議長は、「どの党も、賛成であれ反対であれ、審議にきちんと出席して考えを述べることが重要だ。与党として各党に働きかけてほしい」と述べました。
このあと伊吹議長は、民主党、日本維新の会、共産党、生活の党、社民党の野党５党の幹事長・書記局長と会談するなど、特定秘密保護法案の採決を行う衆議院本会議の開会を巡って調整が続いています。