「茶番だ」「数の横暴だ」 衆院委、怒号の中で可決

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 「採決をいたします」。26日午前11時15分、採決を阻止しようと野党議員が委員長席に詰め寄るなか、特別委員会で委員長を務める自民・額賀福志郎氏が叫ぶように宣言。野党議員からは「やめて」「だめだめだめ」と怒号が飛び交った。

 しかし、採決は強行され、自民、公明、みんなの賛成多数で可決された。傍聴席で腕組みをしながら厳しい表情で見つめていた20人あまりの市民からも「茶番だ」と声があがった。

 退席する額賀氏や、賛成に回った議員らに、野党議員が「将来に禍根を残しますよ」「数の横暴だ」と批判を浴びせた。委員会は午前9時から始まり、安倍首相は答弁で「他の法案に比べてはるかに慎重に審議している」「国民の安全を守るために必要だ」と強調。野党議員らは「多くの国民は納得していない」と反発し、審議の継続を求めていた。