猪木氏の懲罰委開催見通し 61年ぶり 無断訪朝問題

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 自民、民主、公明、みんな、共産の5党は8日、参院議院運営委員会の許可を得ずに北朝鮮を訪問した日本維新の会のアントニオ猪木参院議員に対する懲罰動議を参院議長に出した。来週にも参院本会議で可決され、懲罰委員会が開かれる見通しだ。

 参院は国会開会中の議員の海外渡航は、議運の許可を得ることを申し合わせている。猪木氏の渡航は許可されなかったが、猪木氏は訪朝して7日に帰国した。猪木氏は8日、岩城光英委員長の事情聴取に、「手続き的にも承知していないところがあった。申し訳ない」と釈明した。その後記者団に「(許可なしの渡航は)もうない」と語った。

 懲罰には軽い順に議長戒告、議場での陳謝、登院停止、除名がある。参院で懲罰委が開かれれば1952年以来、61年ぶりとなる。