国会議員の所得平均 3年連続で増加

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衆参両院の国会議員の去年1年間の所得が30日に公開され、議員1人当たりの平均は2427万円で、3年連続で増加しました。
所得公開の対象となるのは、去年1年間を通じて国会議員を務めた衆参両院の議員合わせて644人です(衆404人、参240人)。去年の衆議院選挙で初めて当選した議員や落選した元議員、それに参議院議員から衆議院議員となった議員などは含まれていません。
NHKの集計によりますと、去年1年間の議員1人当たりの平均所得は衆議院議員が2326万円、参議院議員が2597万円となり、全体では前の年を146万円上回る2427万円でした。議員1人当たりの平均所得が前の年を上回ったのは3年連続で、平均所得が増えた要因の1つには、東日本大震災の復興財源の確保などを目的に削減されていた歳費が去年5月から元の水準に戻ったことも影響しているものとみられます。
衆参両院の議員で報告された所得が最も多かったのは、自民党渡邉美樹参議院議員で、所有していた投資信託の譲渡などで12億8109万円の所得がありました。次いで、自民党鳩山邦夫・元総務大臣が2億9491万円、自民党の高木宏壽・衆議院議員が1億7118万円などとなっています。
各党の党首の所得は、自民党総裁安倍総理大臣が4038万円、民主党の岡田代表が1844万円、公明党の山口代表が2131万円、維新の党の松野代表が2394万円、共産党の志位委員長が2128万円、次世代の党の平沼党首が1852万円、社民党の吉田党首が1819万円、2人が代表を務める生活の党と山本太郎となかまたちの小沢代表が6075万円、山本代表が1846万円、日本を元気にする会の松田代表が2253万円、新党改革の荒井代表が1887万円となっています。
また、平均所得を政党別にみますと、自民党が2659万円、民主党が1917万円、公明党が2050万円、維新の党が2416万円、共産党が1810万円、次世代の党が1934万円、社民党が1848万円、生活の党と山本太郎となかまたちが2667万円、日本を元気にする会が2861万円、新党改革が1887万円となっています。