青森県知事選 三村申吾氏が4選

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任期満了に伴う青森県知事選挙は7日に投票が行われ、無所属の現職で、自民党青森県連と公明党が推薦する三村申吾氏が4回目の当選を果たしました。
三村氏は青森県おいらせ町出身の59歳。衆議院議員を経て、平成15年に青森県知事選挙に立候補し、初当選しました。
三村氏は自民党青森県連と公明党から推薦を受け、選挙戦で財政再建に取り組んだ3期12年の実績を強調するとともに、企業誘致などによって新たな雇用を生み出すことや、青森県の基幹産業である農林水産業の振興などを訴えました。
また、六ヶ所村の使用済み核燃料の再処理工場など、県内に数多く立地する原子力関連施設について、エネルギーの安定確保のためにも必要であり、安全対策に万全を期していくと、理解を求めました。
その結果、推薦を受けた自民・公明両党の支持層に加え、支持政党を持たない無党派層など幅広く支持を集め、共産党社民党が推薦する新人の大竹氏を抑え、4回目の当選を果たしました。
三村氏は、「青森県をはじめ、全国の地方自治体が直面する人口減少社会は、一朝一夕に解決するものではないが、県民一人一人の思いを自分のものとして受け止め、青森県政を前に進めていきたい。財政規律をしっかりと守りながら、産業、雇用、命を守る仕組みづくりを責任を持って前進させていきたい」と述べました。