道府県議選 無投票当選者の割合は最高

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3日に告示された道府県議会議員選挙では、501人が無投票で当選を決め、無投票当選者の割合は21.9%で、総務省に記録が残っている昭和26年以降で最も高くなりました。
NHKのまとめによりますと、3日に告示された41の道府県議会議員選挙では、合わせて960の選挙区のうち、およそ3分の1に当たる321の選挙区で、定員を超える立候補者がなく、合わせて501人が無投票で当選を決めました。
定員全体に占める無投票当選者の割合は、前回より4ポイント余り高い21.9%で、統一地方選挙で実施された都道県議会議員選挙としては、総務省に記録が残っている昭和26年以降で最も高くなりました。
道府県別で最も無投票当選の割合が高かったのは香川で、定員15人の県庁所在地・高松市選挙区で初めて無投票となるなど、県議会の定員41人の66%に当たる27人が無投票で当選を決めました。
次いで、山形で、定員44人の45%に当たる20人が無投票で当選を決めました。
また、宮崎が、定員39人の44%に当たる17人が無投票で当選を決め、県内で投票が行われるのは全14選挙区の中で4つにとどまるなど、大阪と山口を除く39の道府県議会議員選挙で無投票となった選挙区がありました。
政党別では、自民党348人、民主党が49人、公明党が6人、維新の党が2人、共産党が4人、社民党が5人、諸派が4人、無所属が83人となっています。
このほか、17の政令指定都市の市議会議員選挙では、さいたま市の1選挙区・7人、熊本市の1選挙区・10人の、合わせて17人が無投票で当選を決めました。