公示後初の週末 各党党首が訴え

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衆議院選挙は、公示後、初めての週末を迎えました。
各党の党首は、重視する選挙区などに入って街頭演説を行い、公約や実現を目指す政策を直接、有権者に訴えました。

安倍首相「流れ止めぬ、円安で対策を」

自民党総裁安倍総理大臣は、神戸市で、「民主党は円安を批判しているが、2年前、3年前に戻っていいのか。あの時代、行き過ぎた円高によって根っこから仕事がなくなっていった。われわれはしっかり雇用を創り、賃金を上げつつある。今、この流れを止めてはならない」と訴えました。
そのうえで、安倍総理大臣は、「所得の低い方々にはガソリンや灯油への給付を行う。中小・小規模事業者の皆さんには、資金繰りをしっかり応援していくために、政府系金融機関が低利の融資を行っていく」と訴えました。

海江田代表「優先順位違う、政策転換を」

民主党の海江田代表は、新潟市で、「若い人たちからは、『働き方が非正規だから結婚ができない、子どもを産めない』という声が聞こえてくる。これは明らかに政治の怠慢だ。税金の使い方に優先順位をつけるのが政治の役割なのに、安倍政権は優先順位を間違えている。国民の声を聞いて、本当に豊かで幸せになれるよう政策を転換しなければならない」と訴えました。

江田共同代表「身を切る覚悟で、不信解消を」

維新の党の江田共同代表は、東京・新宿区で、「安倍自民党の正体を見破ってほしい。国民のことを考えず、選挙で世話になった利権、圧力団体のために働くのが自民党だ。維新の党は身を切る覚悟を実行する。国民に負担を求める前に、国会議員が身を切らなければ政治不信は解消されない」と訴えました。

山口代表「軽減税率実現のため勝利を」

公明党の山口代表は、広島県福山市で、「消費税率の引き上げを1年半延期して、賃金を上げて、物価に追いつき追い越す経済を私たちがリードしていく。生活必需品の税率を軽く抑える軽減税率を何としても実現したい。そのためにも公明党が勝たなければならない」と訴えました。

平沼党首「自力で日本の安全平和を」

次世代の党の平沼党首は、長野市で、「国民の大半は、日本に一旦緩急あれば、アメリカが助けてくれると思っているが、尖閣や小笠原、竹島北方領土のことで、若人の血を流すようなことはしない。みずからの力で、この国の安全と平和を守らなければならない」と訴えました。

志位委員長「消費税引き上げは中止せよ」

共産党の志位委員長は、さいたま市で、「消費税は、所得の少ない人に重くのしかかり、消費を直接冷やす、最悪の景気破壊税ではないか。10%への引き上げは、先送り実施ではなく、きっぱり中止せよという声を上げよう」と訴えました。

小沢代表「国民生活第一の政治実現を」

生活の党の小沢代表は、岩手県花巻市で、「強い者が生き残ればいいという政治が進められていて、いずれ国全体がおかしくなってしまう。野党が一体となって、国民の生活が第一の政治を実現したい」と訴えました。

吉田党首「憲法9条の改悪は許さない」

社民党の吉田党首は、盛岡市で、「憲法9条を改悪する、アメリカと一緒に戦争をする、こうした安倍総理大臣のねらいを許してはならない。平和憲法を生かし、守っていく」と訴えました。

荒井代表「家庭にプラスの政策実現を」

新党改革の荒井代表は、東京・台東区で、「家庭のプラスになる政策を打ち出して政府に採用させ、国民の幸せを作りたい」と訴えました。