各党の党首 政策や意気込み強調

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各党の党首は、衆議院選挙の公示を前に、1日に開かれた日本記者クラブ主催の討論会などで、重視する政策や選挙に臨む意気込みを強調しました。

自民党総裁安倍総理大臣は、「今、雇用は改善し、給料が上がり始めている。15年間苦しんだデフレからやっと脱却できるチャンスをつかんだ。まだ道半ばだが、『この道しかない』という確信のもとに、全力でこの道を前に進んでいく決意だ」と述べました。
民主党の海江田代表は、「安倍政権の経済政策が続けば、円安による物価高と格差の拡大につながる。人への投資を厚くして、雇用の安定と子育て世代への支援、老後の安心を実現し、景気を好転させる。今こそ流れを変える時だ」と述べました。
維新の党の江田共同代表は、「身を切る改革を断行する。われわれこそ本当の改革ができることを信じてもらうため、議員が率先して身を切る。国会議員の定数と歳費の3割カット、公務員の2割カットを実現すべきだ」と述べました。
公明党の山口代表は、「経済の好循環が生まれ、景気が回復しつつあるが、大事なことは景気回復を国民に実感してもらうことだ。消費税率を10%に引き上げる際、消費者の負担を和らげる軽減税率の導入を目指す」と述べました。
▽次世代の党の平沼党首は、「是は是、非は非でやっていくのが次世代の党で、アベノミクスの前半は評価する。集団的自衛権の確立や原発の活用も評価しており、大いに力を合わせなければならない」と述べました。
共産党の志位委員長は、「消費税率の10%への引き上げは中止し、富裕層や大企業に応分の負担を求めていく。格差拡大のアベノミクスをストップし、国民の暮らし第一で経済を立て直す」と述べました。
▽生活の党の小沢代表は、「国民の生活が第一であり、アベノミクスとは考え方が基本的に異なる。政府は、非正規労働者を増やそうとしているが、それでは国民生活は安定しない」と述べました。
社民党の吉田党首は、「世界一、企業が活動しやすい国にするためのアベノミクスによる生活破壊を許さず、家計への支援を最重点に、雇用と所得の安定を実現する」と述べました。
新党改革の荒井代表は、「アベノミクスを成功させるため、家庭に着目した景気の好循環を作っていく。脱原発を強く迫るなど、是々非々の姿勢で臨みたい」と述べました。