松山市長選 野志氏が再選

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任期満了に伴う松山市長選挙は、16日に投票が行われ、無所属の現職で、民主党などが推薦する、野志克仁氏が、新人2人を抑えて2回目の当選を決めました。

松山市長選挙の開票結果です。
野志克仁(無所属・現)当選、12万5334票。
▽滝本徹(無所属・新)、6万5959票。
田中克彦(共産・新)、9426票。
現職の野志氏が2人の新人を抑えて、2回目の当選を決めました。
野志氏は松山市出身の47歳。
地元の民放のアナウンサーとして情報番組の司会などを務めたあと、前回(4年前)の市長選挙で初当選しました。
今回の選挙で野志氏は、民主党みんなの党愛媛県連、それに、自民党の地域支部などから推薦を受けるとともに、愛媛県知事選挙に立候補した中村知事の支援を受けて運動を進めました。
そして、観光振興など1期4年の実績を強調するとともに、県との連携をいかした子育て支援策の充実や、高齢化社会を見据えた公共交通優先の街づくりなどに力を入れると訴えました。
その結果、推薦を受けた各党の支持層に加えて、支持政党を持たない無党派層など幅広く支持を集め、自民党公明党国会議員や地方議員の支援を受けた滝本氏と、共産党の田中氏を抑えて、2回目の当選を決めました。
投票率は48.36%でした。

野志氏は「市民目線や現場の感覚を大切にする姿勢を市民に評価してもらった。今後も県と市の連携や行政と市民の連携にこだわり、幸せを実感できる松山をつくっていきたい。地方が光れば日本も光ると思っているので、県内のすべての市や町とも連携して、全国に光る松山をつくっていきたい」と述べました。