長野県知事選 阿部守一氏が再選

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任期満了に伴う長野県知事選挙は10日に投票が行われ、無所属の現職で自民党民主党などが推薦する阿部守一氏が、共産党が推薦する新人らを抑えて2回目の当選を果たしました。

阿部氏は53歳。
自治省(今の総務省)に入り、長野県の副知事総務省の過疎対策室長などを務めたあと、前回(4年前)の知事選挙で民主党社民党などの推薦を受け、初当選しました。
今回の長野県知事選挙で阿部氏は、民主党社民党のほか、前回、別の候補を支援した自民党公明党、それに次世代の党、結いの党、「日本維新の会の地方組織」から推薦を受け、共産党が推薦する野口俊邦氏らと争いました。
選挙戦で阿部氏は、新たな創業支援制度の創設など、1期4年の実績を強調するとともに、新しい県立大学を設立して人材育成に力を入れることや、来年春の北陸新幹線の金沢開業を踏まえ、観光客の増加に取り組むことなどを訴えました。
その結果、推薦を受けた各党の支持層に加えて、支持政党を持たない無党派層などからも幅広い支持を集め、2回目の当選を果たしました。