滋賀県知事選告示 新人3人が立候補

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任期満了にともなう滋賀県知事選挙が26日に告示され、新人3人が立候補しました。
2期8年続いた非自民系の現職が進めてきた県政の評価を争点に、景気対策をはじめ、原子力発電所がある福井県と隣接していることから、エネルギー政策などについても論戦が行われる見通しです。

滋賀県知事選挙に立候補したのは、届け出順に、いずれも無所属の新人で、▽自民党公明党、それに日本維新の会の地方組織が推薦する、元内閣官房参事官の小鑓隆史氏(47)、▽共産党が推薦する党滋賀県常任委員の坪田五久男氏(55)、▽元民主党衆議院議員三日月大造氏(43)、以上の3人です。
3人の候補は立候補の届け出を済ませたあと、街頭で支持を訴えました。
▽小鑓候補は「安倍政権にかわって、ようやく日本の経済再生の道筋が見えてきたが、滋賀県はどうだろうか。滋賀県の経済を再生し、税収を安定させ、さまざまな行政サービスを充実させたい」と訴えました。
▽坪田候補は「危険な原発はただちになくすために、何があっても再稼働は許さない。県民の命とびわ湖を守らなければならない滋賀県知事が、原発や再稼働の問題であいまいなことを言ってはいけない」と訴えました。
▽三日月候補は「中央主導で、上から目線で、おしつけがましく滋賀県が乗っ取られていいのか。できるだけ早く原発をゼロにする『卒原発』を目指すエネルギー社会を、皆さんと一緒に作っていきたい」と訴えました。
今回の滋賀県知事選挙は、2期8年務めた現職の嘉田由紀子知事が立候補しないなか、▽嘉田知事との対決姿勢を鮮明にしてきた自民党などが推薦する小鑓氏、▽共産党の推薦を受ける坪田氏、それに▽元民主党衆議院議員で嘉田知事が支援している三日月氏が争う構図となっています。
選挙戦では、非自民を貫き大型公共事業の見直しなどを進めた「嘉田県政」の評価を争点に、景気対策をはじめ、原子力発電所がある福井県と隣接していることから、エネルギー政策などについても論戦が行われる見通しです。
滋賀県知事選挙の投票は来月13日に行われ、即日開票されます。