石破氏「集団的自衛権は限定的に容認するもの」

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自民党の石破幹事長は大津市で講演し、集団的自衛権の行使について、厳しい制限をかけて限定的に容認するものだとして、慎重な姿勢を崩していない公明党も含め、国民から幅広い理解を得られるよう最大限努力する考えを示しました。

このなかで自民党の石破幹事長は、政府・自民党内で検討している集団的自衛権の行使容認について、「アメリカと一緒に地球の裏側まで行き、戦争をするという話ではなく、何でもかんでもやるのではない。わが国に重大な影響を与える場合や、相手国から要請がある場合など、幾重にも厳しい制限をかけ、地域の平和と安定を守ろうとするものだ」と述べました。
そのうえで石破氏は「独りよがりではなくて、公明党も含めて大勢の理解を得るべく、最大限の努力をする」と述べ、集団的自衛権の行使は厳しい制限をかけて限定的に容認するものだとして、慎重な姿勢を崩していない公明党も含め、国民から幅広い理解を得られるよう最大限努力する考えを示しました。
また石破氏は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定について、「私たちは嘘つきではないので、コメ、麦、牛肉などの関税を取っ払うような交渉は絶対にしない。一方でコストを徹底して下げて付加価値を高める農業を展開していく」と述べました。