日米首脳、共通点はゴルフ好きだけ? 24日に会談

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 24日に会談する安倍晋三首相と米国のオバマ大統領が、ともに休日足しげく通う場所は? 答えは「ゴルフ場」だ。両首脳の趣味は共通しているが、昨年末の安倍首相の靖国参拝以降、日米間の立場の違いが目立つ。政治家としての歩みも対照的だ。その2人が向き合う今回の会談で、関係修復の「リカバリーショット」を打てるだろうか。

 雪化粧した富士山を望む山梨県の名門コース。今月13日、緑色のウエアを着た安倍首相の姿があった。最終18ホールを終えると金色のボールを拾い上げ、一緒に回ったヒッチンズ駐日英大使と笑顔で握手した。

 首相のゴルフは第2次政権で19回。第1次政権では1回だけだったが、「今回は息抜きできるときはしよう」。昨年の夏休みは11日間で6回コースに繰り出した。当初は友人や秘書官が相手だったが、最近は政治家や財界人が目立つ。今月、首相が目指す集団的自衛権の行使容認に慎重な公明党北側一雄副代表とプレーした。距離が縮まったかと問われ、「元々縮まっている」と余裕の表情だった。