石川県知事選 谷本正憲氏が6選

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任期満了に伴う石川県知事選挙は16日に投票が行われ、無所属の現職で、自民党民主党公明党の地方組織が推薦し、社民党が支持する谷本正憲氏が、いずれも新人で元石川県議会議員の川氏と共産党が推薦する木村氏を抑えて、6回目の当選を果たしました。

谷本氏は68歳。
自治省の課長や石川県の副知事などを務めたあと、平成6年の石川県知事選挙で初当選し、5期20年にわたって知事を務めました。
6回目の当選は、現職の知事では、茨城県橋本昌知事と並んで全国で最多です。
選挙戦で谷本氏は、これまでの実績を強調するとともに、来年春に迫った北陸新幹線の開業効果を県内全域に波及させるための取り組みを進めたいなどと訴えました。
そして、自民党民主党公明党の支持層に加え、特定の支持政党を持たない、いわゆる無党派層からも支持を集めて、6回目の当選を果たしました。

谷本氏は、「1年後には北陸新幹線の金沢開業が迫っている。この効果を金沢市だけでなく、石川県内全域に押し広げていきたい。また、福祉政策や中小企業対策、農林水産業対策など、課題は山積しているが、しっかり地に足をつけて取り組んでいきたい。これから4年間、石川県の発展のため、そして、県民の幸せのため働くことを約束したい」と述べました。