大阪市長選告示 3人が立候補

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大阪都構想」を巡って、橋下前市長が辞職したことに伴う大阪市長選挙が9日に告示され、これまでに3人が立候補の届け出を済ませ、今月23日の投票日に向けて選挙戦に入りました。

大阪市長選挙に立候補したのは、届け出順に、▽地域政党大阪維新の会の公認で日本維新の会が推薦する前市長の橋下徹氏(44)、▽無所属の新人で元派遣社員の二野宮茂雄氏(37)、▽諸派の新人で政治団体代表のマック赤坂氏(65)の3人です。
届け出を済ませた各候補は有権者に支持を呼びかけました。
橋下徹候補は「再選されたら大阪都構想の設計図を作り、最後は住民投票まで持って行きたい。自民党民主党共産党公明党までが手を組んで、設計図作りをずるずる引き延ばしている。10年も20年もかけて議論するのではなく、もう1年か2年で勝負しなければいけない」と訴えました。
二野宮茂雄候補は「大阪都構想には反対している。みんながのびのびと楽しく生きられる社会にしていきたいという気持ちで頑張りたい」と訴えました。
マック赤坂候補は「大阪都構想がどうのこうのとか、そういったちっぽけな問題よりも、スマイルあふれる大阪にしたい」と訴えました。
今回の市長選挙は、橋下前市長が、大阪府大阪市を統合して再編する「大阪都構想」の実現に向けて具体的な道筋をつけるため、改めて市長選挙を行いたいとして先月辞職したことに伴って行われます。選挙戦では、「大阪都構想」や大阪市行財政改革などを巡って、候補者がそれぞれの主張を展開する見通しです。
一方、大阪市議会に議席を持つ政党のうち、大阪維新の会以外の、自民党民主党公明党共産党は「市長選挙を行っても市議会の構成など『都構想』を取り巻く状況は変化せず、今回の選挙には大義がない」などとして、候補者の擁立を見送ることにしています。
大阪市長選挙は今月23日に投票が行われ、即日開票されます。