山口県知事選 自公推薦の村岡氏が初当選

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前の知事の辞職に伴う山口県知事選挙は23日に投票が行われ、無所属の新人で、自民党公明党が推薦する元総務省財政企画官の村岡嗣政氏が初めての当選を果たしました。

山口県知事選挙の開票結果です。
▽村岡嗣政(無所属・新)、当選、28万6996票
高邑勉(無所属・新)、11万5763票
▽藤井直子(共産・新)、4万6402票

自民党公明党が推薦する村岡氏が、生活の党が推薦する元衆議院議員の高邑氏と共産党の藤井氏を抑えて、初めての当選を果たしました。
村岡氏は41歳。
自治省に入り、高知県の財政課長や総務省の財政企画官などを務め、先月退官しました。
今回の山口県知事選挙は、山本繁太郎前知事が、病気療養に専念したいとして、先月、辞職したことを受けて行われました。
選挙戦で村岡氏は、総務省地方自治体での行政経験を強調するとともに、山本前知事が進めてきた地域経済の活性化のほか、子育て支援の充実などを訴えました。
そして、推薦を受けた自民党公明党の支持層に加え、いわゆる無党派層からも支持を集め、初めての当選を果たしました。

村岡氏は「選挙戦では、山口県を活力がある県、元気のある県にすると訴えてきた。山本前知事が進めた産業戦略をしっかり引き継ぎ、スピードアップしていきたい。さらに、医療や介護、福祉、教育の問題などは、中長期的なビジョンを定めて取り組んでいきたい」と述べました。