“休眠預金”活用 自公が法案提出目指す

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自民・公明両党は、金融機関に10年以上預けられたまま一度も取り引きがない預貯金、いわゆる「休眠預金」を、公益性のある事業に活用したいとして、必要な法案を来年の通常国会に提出することを目指しています。

自民・公明両党は、金融機関に10年以上預けられたまま一度も取り引きがない、およそ400億円に上るとされる、いわゆる「休眠預金」を、金融機関からほかの機関に移管して公益性のある事業に活用することを検討しています。
両党がこのほどまとめた具体化に必要な法案のたたき台によりますと、金融機関にある「休眠預金」を預金保険機構に移管したうえで、内閣府が第三者委員会の意見も参考に、事業に活用する際の基本方針や基本計画を策定し、これに沿って資金を活用する事業を認可するとしています。
また、事業に必要な資金は、預金保険機構から新たに設置する「資金分配団体」を経て事業の実施主体に分配され、「資金分配団体」は資金が適正に使用されているかチェックし、実施報告を行うとしています。
自民・公明両党は、このたたき台を基に法案をまとめ、来年の通常国会に提出することを目指しています。