みんな 与党協力に党内で懸念も

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みんなの党の渡辺代表は、安倍総理大臣が意欲を示す集団的自衛権の行使の容認に向けて協力する意向ですが、党内には、与党の補完勢力とみられかねないとの懸念もあり、渡辺氏の指導力が試されそうです。

みんなの党は、特定秘密保護法案を巡る修正協議で、自民・公明両党と「特定秘密」の指定などで総理大臣の関与を強めることで合意し、修正案に賛成することを決めています。
これに関連して、渡辺代表は「安倍総理大臣とは、第1次安倍内閣の閣僚を務めた経験などもあり、信頼関係がある」などとしていて、安倍政権が取り組む政策の内容しだいでは、引き続き協力する意向です。
渡辺氏は、今後は、安倍総理大臣が意欲を示す、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使の容認について、党の提言を年内にまとめることにしていて、政府の有識者懇談会の座長代理を務める北岡伸一氏を党の会合に招くなどして、意見集約を進めています。
これについて、党内では、政策面での安倍政権との協力を通じて、みずからの求心力を高めるねらいがあるのではないかという見方が出ていますが、「巨大与党に飲み込まれ、補完勢力とみられかねない」との懸念もあり、渡辺氏の指導力が試されそうです。