中国念頭に海洋安全確保へ議連発足

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自民党民主党など超党派国会議員が、海洋進出の動きを活発化させている中国を念頭に、東シナ海などの安全確保に向けて議員連盟を発足させ、今後、フィリピンやベトナムなど周辺国の国会議員に呼びかけて、国際議員連盟の設立を目指すことを確認しました。

国会内で開かれた議員連盟の初会合には、自民党民主党維新の党、公明党、次世代の党、みんなの党の6党の国会議員34人が出席しました。
この中で議員連盟の会長に就任した次世代の党の平沼党首は、「中国の公船が沖縄県尖閣諸島の周辺で毎日のように日本の領海に侵入するなど、大きな脅威になっている。アジア各国が連携して、法にのっとった秩序体制を作るべきだ」と述べました。
そして議員連盟では、海洋進出の動きを活発化させている中国を念頭に、国際法に基づいた海洋の安全確保に向けて、周辺国との連携を強めるため、今後フィリピンやベトナムインドネシアなどの国会議員に呼びかけて、国際議員連盟の設立を目指すことを確認しました。
議員連盟としては、周辺国の国会議員との連携を深めることで、中国の動きに対する国際的な世論を喚起したいとしています。